昨年の12月に一次更新休止のお知らせをしましたが、そろそろ再開します!
と言っても、のんびりマイペースで更新していきます。更新頻度は週に1回あるか無いか(^_^;)
メインは本館ですが、こちらならではの情報をアップしていければ良いな~と思っています。
本日は本館に紹介した温泉が沼尻元湯という野湯です。
非常に良い温泉なのですが、硫化水素が発生している地域でもあるので、危険な場所でもあります。
さて、まずはその硫化水素ガスについて書きたい思います。
乳頭温泉郷の事件と硫化水素ガス
最初にテレビで乳頭温泉郷で硫化水素によって3人の方が亡くなられました。まずはご冥福をお祈りいたします。
しかし、テレビやネットの報道には大きな問題があったと思いました。
まず乳頭温泉郷のどこの温泉宿か明確に伝えていない事。
素直に休暇村 乳頭温泉郷 と言えば良いのに。乳頭温泉郷でと書いているために、乳頭温泉郷そのものが危ないと思われてしまいます。
第一、普通に宿泊する分には何も問題無い訳なので、このニュースが原因で宿泊をキャンセルした人って本当に無知なのだろうと正直思いました。
宿にしてみれば硫化水素対策は絶対に行うべき必須事項で普通に宿に泊まっていて硫化水素が原因で亡くなられた方というのは僕が知る限り僕が温泉めぐりを本格的に始めるようになってから約10年間、1度もありません。
問題は泥湯温泉の教訓を活かせない温泉関係者
2005年に秋田県の泥湯温泉で家族3人が亡くなられた事件がありました。冬場、雪に囲まれた温泉地で硫化水素ガスの危険性は昔からかなり言われており、温泉関係者には常識でもある訳です。
でも、今回の乳頭温泉郷の事件はこの教訓を活かせていなかった事が問題です。
硫化水素ガスは玉子が腐ったような臭いがすると言われていますが、温泉地では普通によく嗅ぐ臭いですし、慣れてしまうと無臭に近い感覚になります。だから危険に気づかない事が多いガスです。
夏場でも窪地で無風の時に死亡事故が過去には起きています(温泉地ではありませんが)。
硫化水素ガスが発生してたまりやすい雪のくぼみに入る時は絶対にガスマスクをすべきですし、最大の用心はすべき事なのに、10年くらい経過するとそういう事は忘れられてしまうのでしょうね。
きちんと法律化して防ぐべき事だと思います。
野湯に行く時は細心の注意を
で、僕は温泉が好きなので野湯にも行きますが、危険なところが多いと言えます。なので、行く場合は無風の時には行かないようにしています。風があれば致死量までのガスを吸い込む事は稀なので。風が無い、もしくは風は吹いて来ない場所が危険なのだから。
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